銀行員の離職事情
~銀行員の転職活動~
離職者が多いのが現状
就職活動では人気職種の銀行員。
地方銀行の就職も人気があり、熱心な就職活動の末に銀行員になった行員が多いと思います。
しかし、実際に入行してみるとミスマッチングにより離職する人が多いのも現状です。
実際、行内では毎月の離職者情報が掲示され、多くの若手行員が離職しています。
銀行員は潰しがきかないとか言われますが・・・
・取引先に入社する人
・独立して開業する人
・ヘッドハンティングされる人
・転職サイトを利用して転職する人
が多く、実際に転職活動すると意外なほど直ぐに転職先が決まったりします。
ポイントとしては・・・
・転職先の業界は広く探す
・転職時の年齢は~35歳まで
・役職等の肩書きが付いている
・給与水準が下がることも覚悟
・国家資格や検定等を持っている
・地方以外のエリアでも転職先を探す
などの条件が揃えば揃うほど、転職は成功しやすいでしょう。
転職先は同業種、証券会社、保険会社、不動産会社、コンサル業者などを思い浮かべがちですが、そんな事はなく異業種に転職する人も多いです。
私の経験上、転職先で多いのは以下の業種ですが転職先は本当、様々です。
・公務員
・保険会社
・不動産会社
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銀行員が離職する理由
銀行員が離職する理由は様々です。
・ノルマがきつい
・事務作業が細かい
・人間関係が合わない
・独立して開業したい
・実家の家業に専念したい
・仕事内容に疑問が生じた
・生活とのバランスが合わない
・地方銀行の将来性に疑問を持った
【関連】→銀行員に『向いている人』と『向いていない人』5つの特徴
実際に、離職する人はこれらの理由が重なって、離職することが多いです。
特に最近、辞める理由で多いのが投資信託ノルマのあり方です。
金融庁から提言があったので記憶に新しいと思いますが・・・
地銀に入行した頃は法人融資に憧れて入行した!
でも、実際の仕事は高齢者に投資信託を売ることばかり・・・
こんなはずでは・・・
入行当初、イメージしていた仕事内容とのギャップやノルマの高さから離職を考える行員が増えています。
昔、上司が口にした言葉は本当のようですね。
・優秀な行員は30歳手前で辞めてしまう
・転職できない行員は出行するまで残り続ける
地方銀行行員の離職後
同業種である地方銀行業界に転職する行員は少数派でしょう。
ネット銀行やメガバンクに転職する行員はそれなりに多く、信用金庫や信用組合への転職はごく少数派だと思います。
特に銀行員の転職を歓迎する業界は保険業界ですね。
地銀のトップセールスマンは保険業界からヘッドハンティングの電話が頻繁にかかるなんてことも・・・
彼等はどうやって情報を仕入れているのやら・・・
また、銀行員は真面目な人が多いので使い易いかも?
従って専門知識を有している行員や役職を任されている若手行員は、ポテンシャル採用として重宝されます。
つまり転職市場の商品として価値が高いってことです。
キャリアアドバイザーからアドバイスをもらいながら転職活動するとより効果的だと思います。
また、女性行員の場合は子育てで離職した後も銀行に再就職できる可能性が高いです。
理由は、銀行という特殊な空気を一度、経験しているからです。
実際、銀行の事務方パートスタッフは金融機関の経験者が多く、経歴を聞くと実に面白かったものです。
同じフロアでメガバンク~信用金庫まで様々な金融機関のOGが働いているなんてこともありました。
ブログを読んでいただきありがとうございました!