トラブル続出?銀行と相続の話

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高齢化社会と銀行業務

どうして故人の預金って簡単に解約できないの?

団塊世代も60代に突入して数年が経過、高齢化社会もすっかり定着しましたね。

伴い、銀行の預金者も高年齢化が進行・・・

預金者が逝去される事案は年々増えている様な気がします。

銀行が預金者の死亡を知った際、故人の銀行取引を強制的に凍結してしまうこと・・・

皆様はご存じですよね?

また、故人の預金口座を解約する際、銀行側から・・・

『被相続人の出生時~死亡時までの続いた謄本を提出して下さい!』

『相続人全員の署名を下さい!』

なんて求められ、解約手続に大変な労力を費やした経験がある方もいらっしゃるかと思います。

一般的に銀行は

・被相続人の出生時~死亡時までの続いた謄本
・相続人全員の戸籍謄本や印鑑証明書
・遺言書や遺産分割協議書
・相続人全員の同意を確認できる書類

などの提出を受け、故人の預金口座解約に応じます。

『どうしてオヤジの預金をもっと簡単に引き出せないんだ!!』

など、銀行で働いていると厳しい意見を耳にすることはよくあります。

残されたご遺族を思うと、スムーズに対応したいところですが、もし銀行が何も確認を取らないで手続に応じ、他の相続人から・・・

『持ち逃げされた!どうして勝手に解約手続に応じたんだ!!』

と訴えられたら大変、大変。

実際、故人の金融資産をめぐり、相続人同士がトラブルになるケースがチラホラあるので、銀行は慎重に対応せざる得ないのが現状なのであります。

従って、故人の預金口座を解約する際は、銀行ごとに所定の手続が必用なことを念頭に置いた上で、あらかじめ銀行側に手続方法を電話で問い合わせることを強くオススメします。

 キャッシュカードがあれば普通に下ろせちゃうけど・・・

銀行は、預金者の死亡を知った時点で取引を凍結します。

でも、銀行が預金者の死亡を知るケースは限られていて

余程の有名人ではない限り、ご遺族からの申告無くして死亡の事実を知る術はありません。

ここで言う有名人とは、新聞に訃報が掲載される様な大企業の会長さんとか文化人をイメージしていただければと思います。

つまり、銀行が故人の取引を凍結するのはご遺族からの申告によるケースがほとんど・・・

当たり前ですが、役所に死亡届を提出しても、銀行側にその情報は入りません。

従って・・・

・銀行が預金者の死亡を知らない
・ご遺族が銀行に預金者の死亡を申告しない
・故人がキャッシュカードを作成、暗証番号をご遺族が知っている

という条件が揃えば、死亡後も故人の預金を普通に下ろせるので、正直なところキャッシュカードで故人の預金を下ろすご遺族はそれなりに多かったものです。

でも、総合口座で誤って貸越したらそれこそ・・・

後々、相続人との間でトラブルになるリスクを考えるとキャッシュカードで故人の預金を下ろすことはオススメできません。

また、ATMで連日のように取引限度額を下ろしている場合、キャッシュカードの不正利用(疑わしい取引)として銀行からマークされると思います。

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故人が銀行に借金をしていた場合は?

また、故人が銀行に借入していた場合はどうでしょうか?

知人から相談を受けたことがあり、私は・・・

早急に銀行に相談することをオススメしました。

理由は・・・

①故人の借入残高を確認するため
②相続放棄には期限があるため
③団体信用生命保険加入の有無を確認するため
④相続人の間でトラブルを避けるため

と言った具合でしょうか・・・

先ず、故人が団体信用生命保険に加入していた場合、基本的に本人の死亡をもって返済する義務が無くなります。

特に住宅ローンの場合、団体信用生命保険に加入しているケースが多いので早急に相談した方が良いかと思います。

また、故人の債務が残る場合でも、相続するor相続しないの判断は相続人の自由です。

でも、相続放棄には期限があります。

従って、故人の借入状況を早急に把握することをオススメします。

更に、銀行は原則、故人の債務を相続人全員に請求できます。

従って、債務を相続しない相続人は、後々トラブルにならない為に銀行側と債務の免責契約を結ぶ必用があります。

まぁ、裏技として故人の借入を他行で借換出来れば手っ取り早いのですがね・・・

以上の理由で、私は早急に銀行に相談することを知人にオススメしました。

相続手続をスムーズに行うためには・・・

個人的には生前に・・・

・預金を相続型信託商品にシフトする
・生前贈与を活用する
・事業者の場合は法人成りする

など時に税理士の紹介を交えて提案していましたが、何よりも相続人同士の信頼関係構築が大切だと私は思います。

まぁ、こればかりは銀行側で解決できる問題ではありませんね・・・

ブログを読んでいただきありがとうございました!

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