金融機関で広がる!新しい店舗展開

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銀行×カフェ?

法規制と次世代型店舗

『職場環境』について考えると銀行は比較的、働く側に快適な環境が整っていると思います。

・好立地に店舗を構えている。
・冷暖房が効いている。
・ATMが使い放題。
・食堂や保育所を備える店舗がある。

一方、利用者目線に立つと銀行の環境はマイナスイメージが先行するかもしれません。

・敷居が高くて利用しにくい。
・堅苦しい雰囲気が苦手。
・よく分からない。
・待ち時間が長い。

また『もう少し工夫すれば、銀行のイメージも変わるのになぁ』と思われている方も少なくないと思います。

でも、銀行の店舗運営がなかなか変わらないのはどうして?

と考えたとき、私が先ず思い浮かべる『壁』が銀行への法規制です。

銀行って何をするにも法規制が多いので新しいことにチャレンジしにくいお堅い組織なんですよね。

例えば、銀行は預金者の保護や利益相反防止の観点などから『兼業』を禁止されています。

皆様は統廃合後、長期間、利用されずに放置されている銀行の店舗を見たことありませんか?

『比較的、好立地だし利用しないなら賃貸すればいいのに』

と思うところではありますが、積極的に事業展開出来ないのが実情なのだと思います。

その様な中、利用者の利便性向上を図るために知恵を絞り、新たな店舗展開にチャレンジする金融機関の動きが目立っています。

ここではそんな金融機関について簡単ではありますがご紹介しようと思います。

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金融機関で広がる新たな取り組み

①:カフェを併設

りそな銀行の場合

りそな銀行は平成27年11月にカフェを併設した上野支店を開設しました。

店舗の立地は、JR御徒町駅と都営大江戸線上野御徒町駅からほど近くオフィスビルや商業施設が多数存在、ビジネスパーソンや買い物客が多い場所とのことで、りそな銀行の利用客も待ち時間にカフェを利用できます。

カフェは飲食業だから兼業にあたるのでは?

と思うところですが、カフェの運営は『タリーズコーヒー』が担うとのこと。

カフェスペースについて賃貸の有無は不明ですが兼業禁止規定の都合上、りそな銀行の自社物件をタリーズコーヒーに貸与している可能性は低いと推測します。

『銀行×カフェ』のコラボレーションは、銀行・カフェ・利用客がWin-Winの関係といえる新しい店舗運営と言えますね。

このコラボレーションは平成29年に入り、各金融機関で広がりを見せています。

西日本シティ銀行の場合

西日本シティ銀行は平成29年2月に九州大学の六本松キャンパス跡地にカフェを併設したNCBアルファ六本松出張所を開設しました。

資産運用や相続、ローン相談など個人をターゲットにした特化型店舗でカフェの愛称は『ワンクカフェ』。

カフェの運営はJR九州ファーストフーズ(株)が経営する『アトルズベストコーヒー&サブウェイ』が担う様です。

武蔵野銀行の場合

武蔵野銀は平成29年6月に浦和駅西口の高層マンション1階にカフェを併設した浦和西口出張所を開設しました。

西日本シティ銀行と同様に資産運用や相続、ローン相談など個人をターゲットにした特化型店舗で愛称は『Your Lounge URAWA(ユア・ラウンジ・浦和)』

りそな銀行と同様『タリーズコーヒー』が併設されています。

みなと銀行の場合

みなと銀行は平成29年7月に神戸市営地下鉄学園都市駅の駅ビル内にカフェを併設した学園都市支店を開設しました。

併設するカフェは学生が無料でコーヒーを飲める『知るカフェ』です。

学生さんはご存じかな?

知るカフェは企業がスポンサーになり(株)エンリッションが運営、大学性や大学院生に無料で飲み物を提供します。

また、カフェ内ではスポンサー主催の交流会やイベントを企画、大学生や大学院生のニーズを取り込む狙いがある様です。

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②:本屋を併設

りそな銀行は平成28年5月に本屋を併設した枚方支店(セブンデイズプラザひらかた)を開設しました。

カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が手掛ける『蔦屋書店』と連携した滞在型書店とのコラボで、利用者が待ち時間に退屈しないようソファなどを配しているとのこと。

③:保育所を併設

三井住友銀行の場合

三井住友銀行は企業主導型保育事業への取り組みとして東京都内3か所の支店や自社ビルの一部を『ニチイ学館』に貸与、平成30年4月に三井住友銀行の従業員以外も利用できる保育所の開設を目指しているとのこと。

自社物件を貸与した場合、兼業禁止規定に触れるのでは?

と思うところですが、金融庁は保育所など公的な役割が高い施設への活用は後押する様です。

三井住友銀は今後も使われていないスペースの保育所化を検討しているとのこと。

川崎信用金庫の場合

川崎信用金庫は平成29年3月に保育所を併設した登戸支店を開設しました。

店舗ビル内に川崎市の認可保育所を併設、川崎市との連携協定に基づき待機児童解消へ場所を提供するとのこと。

近年、各金融機関で『事業所内保育所』が続々と開設されていますが、今後は規制緩和の流れを受け、保育所の一般開放が促進されるかもしれませんね。

④:他行と共同店舗を展開【番外編】

コンコルディア・フィナンシャルグループは平成29年5月に『銀銀共同店舗』として、横浜銀行立川支店東日本銀行立川支店内に開設しました。

地方銀行が他行既存店舗内に新規出店するのは、国内で初めてとのこと。

神奈川県内に盤石な店舗網を持つ横浜銀行が関東圏で広域展開する東日本銀行の店舗網を活用する新しい店舗展開と言えますね。

千葉銀行と武蔵野銀行も都内に共同店舗の開設を検討しているとのことで今後、各地銀グループ内で共同店舗の開設が定着するかもしれませんね。

今後の動きに注目!!

比較的好立地に店舗を配する各金融機関。

新しい店舗戦略として他業種との連携が深まる一方、今後は更なるグループ化や合併により店舗の統廃合が進むと思います。

各金融機関の新しい店舗展開に要注目ですね。

ブログを読んでいただきありがとうございました!
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