銀行の人事異動は非常識?担当者が頻繁に転勤する2つの理由

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銀行員の転勤事情

銀行の営業マンはお客さんから必ず言われる一言があります。

『銀行さんって、仲良くなったと思ったら転勤しちゃうね』

言葉の通り、銀行員はだいたい2~5年のスパンで必ず転勤します。

全国展開しているメガバンクは転居を伴う可能性が高く、地方銀行も転勤先によっては転居を伴います。

せっかくお客さんの仕事内容、業況、経営方針などを覚えたのに・・・

効率が悪くない?

と疑問に思いますが、転勤には金融機関ならではの理由があります。

銀行員が転勤する2つの理由

お客さんとの癒着を防ぐため

不正融資という言葉を聞いたことありますか?

不正融資は銀行側と借手側が共謀、不正な融資が行われることを意味します。

不正融資が起こる原因は担当者と借り手の癒着に起因しています。

長年、同じ支店で働き続けて特定のお客さんと接すると、関係が深くなりすぎて担当者、お客さんともに冷静な判断ができなくなることも考えられます。

いつもお世話になっている○○さんから頼まれたら・・・

結果、お客さんは必要ない金融商品を買わされるかも、逆に担当者は断るべき融資を実行してしまうかもしれません。

お客さんと信頼関係を築くことは大切ですが、ある程度の距離感を保つことで本来あるべきサービスを銀行は提供しています。

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職場での不正行為を防ぐため

悪事を働こうと思い銀行に就職する人はいないはず、ただし銀行員も1人の人間です。

長期間、同じポジションで働くと職場環境に慣れすぎて・・・

『これなら不正がバレないかも』

と冷静な判断ができなくなる可能性があります。

あってはならないことですが実際、銀行員による横領や着服などの不祥事が毎年のように発生しています。

事件の報道を確認すると、同じポジションに定着した行員による不祥事で、転勤後に発覚するケースが実に多いです。

以上の理由から銀行側はポジションの定着化=リスクと考えて、頻繁に人事異動を実施しているのです。

人事異動は銀行員の一大イベント

実際、人事異動が発令されると対象者はドタバタです。

人事異動は毎月のように発令されますが、メインの異動は4月と10月でした。

人事異動はタイトなスケジュールで、発令2週間後には新しい配属先で働いてます。

つまり、短期間で後任者との引継ぎが完了します。

このタイトなスケジュールも背景に癒着不正を防ぐ目的があるようです。

しかし3~4年間、異動発令がない行員になれば「そろそろ自分の順番かも?」

とある程度、異動を覚悟して予め異動の準備を整えることが後任へのマナーとなります。

逆に配属1年で異動する行員もいます。

短期間で異動する場合はキャリアアップや左遷、職場結婚による異動が多いと思います。

異動は癒着や不正を防ぐ以外に色々な効果がある

意外かもしれませんが人事異動を前向きに捉えている銀行員は多いと思います。

そもそも銀行員という職業を選んだ時点で転勤を覚悟していますし、長年同じ支店で働くと飽きることも・・・

転勤して異なる環境で働くことは良い刺激にもなります。

また、行員やお客さんなど人間関係で悩むことや、生活に不便な支店に配属されるなどなど、職場環境が合わないケースもあります。

中には異動願いを出す行員もいますが、数年間我慢すれば必ず異動するので発令が出るまで割り切って働く行員も実は多かったと記憶しています。

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